電柱装柱用語一覧(た〜ち)

●ターンバックル

吊架線の張力を調整する器具。

●耐塩(たいえん)
碍子に塩や汚れが付着すると電気を通してしまうため、
塩などを付着させないようにすること。

●耐塩皿(たいえんざら)

支持碍子の周りを囲っている耐塩用の碍子。耐塩皿碍子。

●耐塩対策をした耐張碍子
耐張碍子の平面を海とは逆方向に向けて取り付けること。

●耐塩中実碍子(たいえんちゅうじつがいし)

中実碍子に電線が支持できる耐塩皿を被せた碍子。

●耐塩ピン碍子(たいえんぴんがいし)

耐塩仕様のピン碍子。

●ダイオード
電気を一方向にだけ流すようにさせる素子。
電気の逆流が防げる。

●耐張碍子(たいちょうがいし)

電線の終端部や電線の切れ目に使う横向きの碍子。
2個以上耐張碍子を繋げるのが一般的。

●耐張碍子カバー(たいちょうがいしかばー)

耐張碍子と電線の接続部に被せるカバー。

●耐雷ホーン(たいらいほーん)

碍子に取り付ける小型の避雷器。
中実碍子採用の電力会社の装柱でよく見られる。

●玉碍子(たまがいし)

玉状になった碍子。支線の絶縁などに使う。

●多溝碍子(たみぞがいし)

引込線に使う溝の付いた碍子。

●タラップ足場

三角状の足場。
作業靴と足場の接する面が多いので、
足場ボルトより安定感がある。

●たるみ
電線の重さでたるんだ長さ。
電線は夏は膨張し、冬は収縮するのである程度のたるみが必要。
オフセットとも言う。

●単相交流(たんそうこうりゅう)
1つのサインカーブだけの交流。

●単相交流三線式(たんそうこうりゅうさんせんしき)
単相交流二線に中性線を挟み、
100Vと200Vが使用できるようにした方式。
中性線はヒューズを使えない。

●単相交流二線式(たんそうこうりゅうにせんしき)
単相交流を2線で配電する方式。

●ダンパ
電線が揺れないように取り付ける錘。

●短絡(たんらく)
平たく言えばショートすること。
電線同士のインピーダンス(抵抗値)が極端に小さい場合に起こる。

●断路器(だんろき)

ジスコン。工事の際、事故や誤操作などで遮断器が遮断されなくなったとき、
作業員が感電しないようにするスイッチ。
そのため、電気を遮断することが目的のスイッチではない。
操作するときは、遮断器で電気を遮断してから行なう。

●茶台碍子(ちゃだいがいし)

きのこのような形の碍子。引き留め部に使う。なかなか見かけない。

●柱間引込線留め金具(ちゅうかんひきこみせんとめかなぐ)

電柱の間で本線のケーブルから引込線が分かれる場所で使う金具。

●柱間分岐金具(ちゅうかんぶんきかなぐ)

電柱の間で吊架線吊りの電線が分かれる場合、
吊架線につける金具。

●中実碍子(ちゅうじつがいし)

中に空洞のない碍子のこと。

●中実耐張碍子(ちゅうじつたいちょうがいし)

中に空洞のない耐張碍子のこと。

●鳥害解消器(ちょうがいかいしょうき)

鳥が電柱の腕金にとまらないようにする、プロペラ状の器具。
磁場を乱して鳥を寄せ付けない。

●吊架線(ちょうかせん)

電線(ケーブル)をケーブルハンガーで吊るす線。
メッセンジャーワイヤー。
電話線などによく使われる。

●長幹碍子(ちょうかんがいし)

ひだの付いた長い碍子。両側に接続金具が付いている。

●直流(ちょくりゅう)
電流の流れる方向が一定の電流。
長距離の送電に向いているが、簡単に変圧できない。
乾電池は直流。

●地絡(ちらく)
電線と大地の間のインピーダンスが極度に低下したとき、
大地上に電気が流れてしまうこと。漏電。

●地絡継電器(ちらくけいでんき)
電線や配電機器の外側に電気が発生すると言う地絡事故を検出し、
保護する装置。

電柱装柱用語一覧(つ〜と)

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